2019年11月26日に行われた石川県の補正予算記者会見にて、
石川県の谷本知事が怒りの会見を行いました。
2018年12月に韓国船から被害を受けた金沢港のクレーンの修理費が未だに未払いのため、
税金を投入せざるを得ない状況になったからです。
この記事では、今回の金沢港のクレーン事故の経緯について、
韓国船の企業の対応や今後の方針も含めてご紹介いたします。
金沢港クレーン事故の経緯は?
韓国船が金沢港の施設へ損害
事故が起こったのは2018年12月です。
韓国企業の貨物船が石川県金沢港に入港する際に強風にあおられ、
港にあるガントリークレーンに衝突しました。
ガントリークレーンというのは貨物船から荷物を上げ下ろしする専用クレーンで、
金沢港には2基設置されています。
1号機の定格荷重は30トン、2号機の定格荷重は45トンになります。
今回韓国船から被害を受けたのは1号機になります。
ガントリークレーンの損傷はかなり激しかったようで、
応急的な修繕もできなかった様子。
そこでクレーンの所有者の石川県は機能確保のため、
代替クレーンをレンタルして対応しているようです。
韓国船の企業のクレーン事故に対する対応
石川県によると金沢港のガントリークレーンの修理費用は
3億5千万円なんだそうです。
石川県側からするとぶつかってきたのは韓国船側で、
当然修理費用全額の保障を受けられるものと思っていました。
ですが、韓国船を所有する企業側の弁護士の回答は、
- 保険の範囲でしか支払えない
- 提示額は約1億円
というまさかの回答でした。
石川県知事大激怒!
この賠償問題は進展すること無く平行線をたどり、
クレーン事故発生から約1年経過してしまいました。
代替クレーンをそのまま使用し続ける訳にもいかないので、
石川県は税金を投入して金沢港のクレーンの修理を決断することになります。
この対応には恐らく県民の方々は納得できないでしょうし、
何より石川県の谷本知事が韓国船側に激怒しています。
- 日本の社会では泥棒が開き直るのはあり得ない
- 損害を与えたのはあなた方(韓国船企業)だから、全額弁償が当然
知事が怒るのも当然と思われます。
石川県は韓国企業に対し損害賠償を求める予定
今回の金沢港のクレーン事故の補償問題について、
韓国船の企業の回答としては、
弁護士からは「誠意ある対応をしている」と聞いている
とのこと。
これでは全く話が進まないですよね。
石川県側は韓国船の企業を相手に
損害賠償請求をする方針を明らかにしています。
現在、日本と韓国の関係はあまり良くありませんので、
韓国側には本当の誠意ある対応をしていただいて、
大きな国際問題にならないことを願っています。