芦田愛菜さんは演技が上手い、上手すぎ、すごいと高く評価されています。
ドラマや映画の出演経験はそれ程多くありませんが、演技力が高い理由は、読書や俳優業を楽しむ気持ちが大きいようですね。
この記事では、芦田愛菜さんの演技がうまい理由について、過去の本人の発言や行動など多方面から考察してみました。
演技の中でも特に評判の高い泣きの名演技の動画や演技に関するエピソードもあわせてご紹介します。
芦田愛菜が演技上手い理由5つ!
読書
芦田愛菜さんの演技が上手い一番の理由は読書です。
本を通していろんな物語や出来事を自分ごととして「疑似体験」することで演技に活かしているようですね。
その本の世界の中で生きる登場人物たちが色々考えたり、感じたり、行動したり、その体験を読者の私も疑似体験できるところが、読書の魅力だと思います。
自分ではない誰かになりきることも、読書をすることで自然とできるようになったと推測できますね。
だから本の世界を頭の中で思い浮かべながら「もし私だったら…」といろんな妄想をするのは好きですね(笑)。
特に幼い時は経験値や他者との交わりが少ないため、感情のストックが少ないものですが、芦田愛菜さんは色々な心の変化を読書で得てきたのでしょう。
俳優業が楽しい
芦田愛菜さんの演技が上手い理由2つ目は、俳優業が楽しいという気持ちです。
本当にただ演じることが好き、という気持ちがモチベーションになっていると思います。読書を好きなことにも共通するかもしれませんが、自分じゃない誰かを演じたり、その気持ちを考えたりすることがすごく楽しい。純粋にお芝居することが好きなんです。
演技が楽しいと思う気持ちは、芸能活動を始めた3歳の頃から。
2019年2月2日放送の『SWITCHインタビュー達人達』(NHK)では、「ただただ楽しかった」と語っていました。
芦田愛菜さんは女優になるべくしてなった方なのかもしれませんね。
また、2023年2月2日の『2023年エランドール賞』授賞式では、役に対しての思いも伝えています。
これからもお芝居が好きだという純粋な気持ちを忘れずに、役に真摯に向き合って、映画やドラマを見てくださった皆さんに、私の演じた役の子がきっと世界のどこかに生きてるんじゃないかって思っていただけるようなお芝居ができるよう邁進してまいります。
芦田愛菜さんは、幼い頃から、初めての役でも「やったことがないから楽しみ!」と思いながらお芝居に取り組んでいたそうです。
何をやるにも、楽しい気持ちほど向上心を高めてくれるものはありませんよね。
芦田愛菜さんは、撮影前には全てのシーンで30パターンほどの演技を考えてきていたそうですよ。
2014年公開の映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』で監督を務めた行定勲氏はこう言っています。
彼女は、やりたいんですよ。やりたくてしょうがない。愛菜ちゃんはそういうところがあるから面白いんですよね。
わずか8歳で名監督に「面白い」と言わせてしまう芦田愛菜さんは本当に凄いですね。
芦田愛菜さんの大学進学もこのためのようですね:芦田愛菜が慶應大学法学部を選んだ理由は俳優業のため!医学部進学の真相も
努力
そしてなんといっても、芦田愛菜さんの演技力の高さは、努力なしでは語れません。
8歳で出演した映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』で台本の読み合わせをした時には、セリフを全て完璧に覚えていた芦田愛菜さん。
行定勲監督の著書『映画女優のつくり方』(幻冬舎)によると、芦田愛菜さんは500回も母親と一緒に練習して台本を覚えてきていたんだそうです。
行定勲監督が「なぜ500回も読むのか」と芦田愛菜さんに聞いたところ、「セリフ覚えが苦手で、完璧に覚えないと演技できない」と話していたんだとか。
台本は出演者全員のセリフも読んでいるという芦田愛菜さん。
自分の演じている人物がなぜそのセリフを言ったのか、話しの流れや感情の揺れも全て徹底的に掘り下げて演じているそうです。
だからセリフだけではなく揺れ動く気持ちも視聴者には伝わってくるのでしょうね。
ちなみに、芦田愛菜さんの座右の銘は「努力は必ず報われる」(王監督の名言)で、小さい頃に父親に教えてもらったんだとか。
芦田愛菜さんには生まれつきの才能もあったとは思いますが、たぐいまれな演技力のうまさには計り知れない努力があったのでしょう。
とはいえ、芦田愛菜さんにとってはその努力さえも楽しいものだったのかもしれませんね。
お父さんは支店長との噂も:芦田愛菜の父親|三井住友銀行の支店長で赴任経歴も!年収は2000万円
性格
芦田愛菜さんの性格も、演技力のうまさにつながっていると考えられます。
負けず嫌い
穏やかそうに見える芦田愛菜さんですが、実は負けず嫌いなんだそうです。
悔しくて頑張ってきた経験にはこんなことも。
- 小学生時代:一輪車に1人だけ乗れず悔しくて、ジーンズが何本も破れるほど練習
- 高校時代:サッカーのリフティングができず悔しくて、膝に青あざができるまで練習
順風満帆に見える芦田愛菜さんですが、実は芸能活動を始めてからデビューするまでの半年間はオーディションに落ち続ける日々でした。
不合格となったドラマを見るたびに、”自分が出られたかもしれないのに”と泣いていたようです。
幼い時の悔しい経験が今の芦田愛菜さんのバネになっているんですね。
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前向きな考え方
なんと、挫折することが嫌いではないという芦田愛菜さん!
”挫折しないと前に進めない気がする”と、インタビュー当時14歳だった芦田愛菜さんが発言しているのですから考え方が素晴らしいですよね。
芦田愛菜さんは悔しさも原動力にしてきたのでしょう。
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両親の存在
芦田愛菜さんの演技のうまさは、幼い頃からのご両親のサポートも大きく影響しています。
- 素直に自分の気持ちを伝える大切さを両親から学ぶことで、様々なパターンの演技法を吸収
- ごっこ遊びの相手を父親が本気で行うことで、即興で演技する力を習得
- 演技の練習を自宅で母親と一緒に行うことで、演技力を向上
- 仕事のために生活の場を東京へ移すなど、多くの時間を費やして演技に専念
特に、演技に打ち込めるように転居までして両親がサポートしてくれたのはすごいですよね。
このような環境で育ってきたからこそ、芦田愛菜さんは本気で演技に取り組むことができたのでしょう。
詳しい親の教育法についてはこちら:芦田愛菜】両親の教え・教育法まとめ!母親が教えた7つの言葉や育て方が凄い
泣く演技が上手すぎと話題!泣きの名演技動画集
芦田愛菜さんの演技の中でも評判なのが「泣く演技」です。
ここでは、泣きの名演技の動画を6つご紹介します。
ドラマ『Mother』(2010年4月~6月:6歳)
悲しくて辛くて訴えかけるような感情が下の画像ひとつ見るだけで伝わってきますよね。
特に感動的な第10話の「ずっと、待ってるのに…どうしてきてくれないの?」と母親に電話をかけながら泣くシーンも見てみましょう。
1コマ1コマ表情が変わっていき、悲しみがより伝わってきますね。
映画『うさぎドロップ』(2011年8月:7歳)
下の画像は、お墓の前で「おじいちゃーん」と言いながら号泣するシーンです。
呆然としている顔、涙をこらえている顔、ついに涙をこらえきれなくなった表情など様々な感情を表していますね。
映画『パシフィック・リム』(2013年8月:9歳)
巨大怪獣に襲われるシーンでは、怖がっている姿を場面ごとに様々な表情で見せています。
ドラマ『明日、ママがいない』(2014年1月:9歳)
下の画像は、友達の前で強がる場面と感情があふれ出して泣き崩れるところです。
この泣いている顔は、見ている人の心を掴みますよね。
映画『星の子』(2020年10月:16歳)
映画『星の子』でも様々な表情を見せている芦田愛菜さん。
それぞれの表情を見ていると、感情を目で表現している演技が多いように感じます。
ドラマ『最高の教師』(2023年7月~9月:19歳)
芦田愛菜さんは「表情だけでも感情を表現できていて演技がうまい」というツイートがたくさんあります。
2022年3月19日放送のドラマ『エンディングカット』の制作会社プロデューサーは芦田愛菜さんのことをこう語っていました。
”泣きの演技”だけではなく、心の葛藤を眼差しや佇まいで表現する芦田の演技力は、もはや女優としての貫禄充分です
演じる役柄の細かな感情まで表現できるから、芦田愛菜さんの演技にはつい引き込まれてしまうんですね。
芦田愛菜の演技に関するエピソード
演技が上手すぎて共演者をくってしまう
2015年6月16日の日刊ゲンダイによると、当時芦田愛菜さんはテレビでは使いにくいとの噂があったようです。
それは、芦田愛菜さんの演技レベルが高すぎて周りの演者が目立たくなってしまうからというもの。
そのためにテレビへの露出が減ってしまったのでは?と一部のテレビ関係者に言われていたようです。
しかしながら、2015年は芦田愛菜さんが中学受験の勉強を始めた頃。
芸能活動を少し減らしていただけだと思われますが、”演技がうますぎると出演する機会が減る”ということもあるのかもしれませんね。
ドラマ『Mother』のオーディション
芦田愛菜さんが5歳の時に受けた、2010年放送のドラマ『Mother』のオーディションでのこと。
ドラマの主人公は7歳の女の子の設定で、オーディションの応募資格も7歳だったため、書類選考で落ちてしまった芦田愛菜さん。
しかし所属事務所が制作側に一瞬でも会ってほしいと懇願。
会ってみると、他の女の子たちの誰よりもセリフの言い回しや審査員からの受け答えが際立っていたんだそうです。
規定の7歳に達していない芦田愛菜さんを抜擢していいものかスタッフだけでは決めきれず、プロデューサーの次屋尚氏から急遽呼ばれた脚本家の坂元裕二氏。
オーディションの部屋に入った瞬間に芦田愛菜さんに目が留まり、直感的に”この子しかいない”と感じたといいます。
芦田愛菜さんが2歳上の役を演じることになったため、坂本裕二氏は主人公の女の子をネグレクトによる栄養失調の設定に変え、セリフの話し方も変更したとのことです。
実は意外なことに、芦田愛菜さんはオーディション当時、”演技力が特別高いわけではなかった”と次屋プロデューサーは語っています。
それでもオーディションで勝ち取れたのは、芦田愛菜さんが”芦田愛菜にしかできないお芝居”を全力で行っていたから。
芦田愛菜さんは、幼い頃から子役の演技ではなく、芦田愛菜の演技をしていたんですね。
芦田愛菜さんは、2023年2月2日に行われた『2023年エランドール賞』授賞式で、ドラマ『Mother』の撮影時は監督に叱られてばかりだったと明かしています。
私が最初に参加した大きな作品は『Mother』(2010)だと思うんですけど、当時は監督にしかられてばかりの毎日で」と振り返る。「でもそこでお芝居との向き合い方を学びました」と原点の作品であることを語った。
『Mother』のオーディションが芦田愛菜さんを作ってきたとも言えますね。
最年少記録更新
芦田愛菜さんは演技力の高さから数々の最年少記録を更新しています。
- 2010年 映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞を史上最年少で受賞【6歳】
- 2011年3月30日放送のドラマ『さよならぼくたちのようちえん』(日テレ系)では、日本のテレビドラマ史上最年少で主演【6歳】
- 2011年4月スタートのゴールデン連続ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)でも史上最年少で主演【6歳】
- 2011年12月31日放送の『第62回NHK紅白歌合戦』では7歳6ヶ月で史上最年少歌唱
- 2012年 映画『うさぎドロップ』と映画『阪急電車 片道15分の奇跡』で第54回ブルーリボン賞新人賞を史上最年少で受賞【7歳】
- 2018年放送のNHK連続テレビ小説『まんぷく』の全編ナレーションを史上最年少で担当【14歳】
6歳で主演を務められるなんて、本当にすごいですよね!
今後の女優としての活躍も楽しみにしましょう。
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