芦田愛菜さんの聡明さや礼儀正しさには両親の教えが深く関わっていると考えられます。
芦田愛菜さんは、黒板を使って問題を解決していく方法や、時間の大切さなどを教えられてきたようです。
この記事では、芦田愛菜さんの両親の教えについて、過去の本人の発言や芦田愛菜さんが執筆した本などから考察してみました。
教育法や母親が教えた7つの言葉もあわせてご紹介します。
芦田愛菜の両親の教え・教育法まとめ
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法には以下が考えられます。
- 本の読み聞かせ
- 父親が教えた言葉
- 黒板に書いて解決
- 本物に触れさせる
- 料理教室
- 時間の使い方
- 言葉を丁寧に教える
- ごっこ遊び
- 学業最優先
本の読み聞かせ
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の1つめは、本の読み聞かせです。
特に父親が読み聞かせをしていたようで、怖い声で読んだり、歌にして読んだり、絵本を逆さにして読んだりと工夫して読んでいたんだとか。
父親自身も読書家だそうで、芦田愛菜さんが飽きてしまわないように読書の時間を楽しくしていたのでしょう。
家にはいつも本があったという芦田愛菜さん。
両親は、私が小さい時からすごく身近に本を置いてくれていました。そういう環境を作ってくれたことに感謝してます。本が好きになったのは、いつもたくさん読み聞かせしてくれていたことが大きいと思います
芦田愛菜さんが興味を持ったことには、すぐに関連した本を「読んでごらん」と渡していたそうです。
「自分で調べなさい」と突き放したり、すぐに答えを言うのではなく、いい距離感を保ったうえで、芦田愛菜さんが自分で発見できるように導いてあげていたんですね。
ちなみに、幼少期から絵本が大好きだった芦田愛菜さん。
図書館に行った際には一度に30冊の本を借りてきて、何度も読み聞かせをせがみ、母親を困らせていたんだとか。
母親は芦田愛菜さんの”本を楽しむ気持ち”にとことん付き合ってあげていたんですね。
そんな芦田愛菜さんは3歳でひらがなを全部読めていたそうですよ。
ご両親の本の読み聞かせが、芦田愛菜さんの知識を豊富にし語彙力を高めたと考えられます。
父親が教えた言葉
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の2つめは、父親が教えた言葉です。
父親にかけられた言葉が座右の銘になっていると、2019年6月2日放送の『1億人の大質問!?笑ってこらえて!』(日テレ系)で語っていました。
努力は必ず報われる。報われない努力があるのならばそれはまだ努力とは呼べない《福岡ソフトバンクホークス会長 王貞治》
この言葉を教えられたのがいつかは不明ですが、おそらくは3~4歳のオーディションに落ち続けていた頃と思われます。
実は芦田愛菜さんは芸能界入りした3歳からドラマデビューする4歳まで半年間ほどオーディションに50~60回落ち続ける経験をしています。
自分がオーディションに落ちたドラマを見るたびに、悔し涙を飲んでいたんだとか。
辛い気持ちでいる我が子に父親が掛けた言葉が、芦田愛菜さんを支え、努力を続けられる人間に成長させたのかもしれませんね。
芦田愛菜さんには兄弟姉妹はいません:芦田愛菜は一人っ子で兄弟姉妹いない!意外との声の理由やエピソードも
黒板に書いて解決
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の3つめは、黒板を使った教育です。
芦田愛菜さんの自宅には幼い頃から黒板が置いてありました。
毎日、わからなかった字や問題を書いて理解できるまで黒板に残しておき、わかるようになったら消すということを母親と一緒に繰り返していたそうです。
”その日の不安やわだかまりを残さずに吐き出す”ことが、たとえ結果が出なくとも諦めずにひとつひとつ地道に解決させるという習慣になっていったのでしょう。
芦田愛菜さんは、”壁にぶつかった時の対処法”を以下のように語っています。
「私は書き出すようにしています。やることが溜まってきたり考えがまとまらなくなったりすると投げ出したくなる時もあるので、考えている事を小さいノートに書きだして整理しています」
芦田愛菜さんの母親は黒板を使うことによって、物事を解決する方法を教えていたんですね。
本物に触れさせる
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の4つめは、本物に触れさせることです。
芦田愛菜さんのご両親は、愛菜さんが興味を示したものには思う存分追求させていました。
6歳で人体への関心が高まった芦田愛菜さんには、図鑑NEO『人間』(小学館)を買い与えています。
小学三年生の時、誕生日プレゼントに何が欲しいか聞かれて、迷わず「人体模型!それも臓器が取り外しできるのがいい!」と答えたり、ある年は「透明骨格標本」とか髪や皮膚を拡大して見たくて顕微鏡をお願いした年もありました。
出典:著書まなの本棚(小学館)
芦田愛菜さんは撮影の合い間も、人体模型で遊んでいたそうですよ。
ご両親は、芦田愛菜さんの”楽しい”、”面白い”気持ちを尊重してあげていたのでしょうね。
子どもの知りたいことや興味を示したものに徹底して向き合いサポートしたことが、芦田愛菜さんの探求心の強さにつながったと考えられます。
料理教室
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の5つめは、料理教室です。
芦田愛菜さんは2歳の時から料理の手伝いを始め、料理教室キッズキッチンにも通っています。
キッズキッチンは、料理を通して子どもの五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を発達させ、 子ども自らが新しい可能性を発見していく料理教室です。子どもたちが大人の手を借りずに、自分の力でやりとげることを大切にしています。
出典:キッズキッチンHP
また当時、絵本『やさいのおしゃべり』(金の星社)がお気に入りだった芦田愛菜さん。
野菜たちが冷蔵庫の中でおしゃべりしているお話なんですけど、(中略)じゃがいもやさつまいもが冷蔵庫に入れられて「さむ~い!!」って震えてたりして、おもしろいんですよ。
芦田愛菜さんのご両親は、愛菜さんのが食べ物や料理に興味が出てきた時に、実際に料理をする楽しさも教えたくて、教室に通わせたりお手伝いもさせ始めたのでしょう。
芦田愛菜さんの興味の芽にはいつもすぐに気づいて、視野を広げるサポートを色々な分野でしていたと考えられます。
時間の使い方
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の6つめは、時間の使い方を教えることです。
幼いころから多忙だった愛菜さんは、ご両親から『1日は24時間しかないから有効利用するように』と教わってきたそうです。
ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で共演していた鈴木福くんは、6歳当時の芦田愛菜さんをこう振り返っています。
今と変わらない所は、当時からすごい本が好きだった。ロケバスとかでも本読んでた。
幼い頃、地元兵庫から東京へ向かう新幹線の中で母親とセリフ覚えをしていた芦田愛菜さん。
学業でもトップクラスの成績をおさめ、今でも年間100冊以上の本を読んでいるのは、ご両親から”限りある時間をどう使うか”を教え込まれてきたからなのでしょうね。
言葉の丁寧に教える
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の7つめは、言葉を丁寧に教えることです。
ドラマ『Mother』の放送直後の雑誌インタビューで、芦田愛菜さんは水田監督のことを”世界で一番怖い人”とで発言していました。
その時、そばにいた芦田愛菜さんの母親はすぐに「怖いんじゃなくて厳しいんだよね」と優しく教えていたそうです。
子どもが誤った発言をした時には、時間を置かずに言葉を正しく訂正してあげていたんですね。
そんな教育方法が芦田愛菜さんの語彙力を高め、また自分の間違いを素直に受け止めて次に活かす習慣につながったと思われます。
本気のごっこ遊び
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の8つめは、本気のごっこ遊びです。
芦田愛菜さんの父親は、幼い愛菜さんと本気でごっこ遊びをしていたんだそう。
ごっこ遊びは、想像力や表現力、コミュニケーション力、社会性など様々な力を身につけることができます。
父親との現実感あるごっこ遊びが、芦田愛菜さんの演技力やコミュニケーション能力の高さにつながったと考えられます。
演技についてはこちら:芦田愛菜が演技上手い理由5つ!幼少期からの読書や俳優業への思いも
学業最優先
芦田愛菜さんの両親の教え・教育法の9つめは、学業を最優先にすることです。
ご両親は、芦田愛菜さんが芸能活動を行う傍ら、人生の節目には学業を最優先にするよう導いてきました。
中学受験をする際は、小学校6年生の夏から塾に通わせ、一日12時間もの受験勉強に取り組ませます。
また大学進学前の高校3年生の時(2022年)には芸能活動よりも学業を優先。
レギュラー番組は、『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレ朝系)の1本だけにし、休日を中心に収録していました。
2022年6月公開の主演映画『メタモルフォーゼの縁側』は、高校2年生の夏休みに撮影し、長期に渡るドラマや映画の仕事は一切引き受けていなかったそうです。
番組側が芦田愛菜さんにスケジュールを合わせることもあったようですね。
愛菜さんはときどき楽屋で勉強していますよ。学業が最優先で、試験などのスケジュールに番組側ができる限り合わせることになっていますね。頭の回転が速いので、打ち合わせなども最小限の時間で済むと聞いています
ご両親のサポートと芦田愛菜さんの努力により、愛菜さんは慶応義塾大学法学部政治学科に進学されています。
芦田愛菜が慶應大学法学部を選んだ理由は俳優業のため!医学部進学の真相も
芦田愛菜さんのご両親は、愛菜さんが将来、芸能活動だけでなく他の興味ある分野でも活躍できるように配慮してきたのでしょうね。
母親が芦田愛菜に教えた7つの言葉
芦田愛菜さんの母親が愛菜さんに徹底して教えこんでいた7つの言葉が以下です。
- おはよう
- さようなら
- ありがとう
- ごめんなさい
- わかりません
- お願いします
- 知りません
2歳の時に、挨拶や感謝の気持ちを言葉で伝えることの大切さを両親から教えこまれた芦田愛菜さん。
「私は両親から『挨拶すること、そして感謝の気持ちを言葉にすること。これを忘れないようにしなさい』と厳しく教えられました。(中略)感謝の気持ちもそうですよね。皆さんの支えがあって、私はここにいられると思うので、その気持ちを『言葉に出して伝えること』を大切にしていきたい」
挨拶や感謝の気持ちを相手にしっかり伝えることで、芦田愛菜さんが周りの人たちと円滑なコミュニケーションをとれるようにご両親は考えていたのでしょう。
7つの言葉の中には、「わかりません」と「知りません」の言葉が入っています。
この自分の状況や今どんな気持ちでいるかの言葉が入っているのはさすが芦田愛菜さんのご両親ですね。
「わかりません」や「知りません」は、相手からどう見られるのかが気になって素直にはなかなか言えないもの。
芦田愛菜さんの場合は、小さい頃から「わからない」「知らない」と相手に伝える勇気が身についています。
だからこそ、いろんなことを素直に吸収して、演技力や学力も伸ばしていけたのでしょう。
芦田愛菜さんは、本音で接することの大切さについて以前このように語っています。
「私はこういう事があまりうまくできないけど、よろしくね」と最初から本音で接して弱い所を見せてしまえば、相手の人も手助けしてあげようかなって気にかけてくれると思う。
自分の弱いところを見せられるのは芦田愛菜さんの素直さの表れでしょう。
芦田愛菜さんは幼少期から芸能活動を行っていますが、学校の友達に芸能活動について深く聞かれたことはないとのこと。
友達とは本音で話し、弱いところも見せられたからこそ、芸能人ではなく対等な友達としての関係を築けていけたのでしょうね。
両親から学んだ挨拶や感謝の言葉が、芦田愛菜さんの礼儀正しさや佇まいの美しさにつながっていると考えられます。
演技はもちろんのこと、インタビューでは名言ともいわれる自身の考え方を披露してくれる芦田愛菜さん。
今後の活躍も楽しみですね。
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