2020年8月28日に健康問題を理由に辞任を発表した安倍元首相。
在任期間は歴代最長だったようですが、退職金はいくらもらえるのか気になりませんか?
この記事では安倍総理の退職金の概算の額を根拠とともに紹介します!
安倍元総理大臣(首相)の退職金の額はいくら?
安倍元総理の退職金の概算額は約875万円です。
国のトップとしてものすごい重圧と責任で働いてきたと思いますが、それほど高額ではないなと感じました。
ここで概算とした理由は、行財政改革の推進を目的として内閣総理大臣や国務大臣は月額給与やボーナスの返納をしています。
安倍元総理が退職金を返納したのか不明のため、ここでは概算という書き方にしています。
安倍元総理大臣(首相)の退職金の額の算定数式
内閣総理大臣は国家公務員の特別職に該当します。(国家公務員法第2条第3項の最初に規定されています)
安倍元首相も国家公務員ということになりますので、給料や手当など細かく決められているんですね。
国家公務員の退職金は以下の数式で計算されます。
退職手当=基本額(退職日の俸給月額×退職理由別・勤続期間別支給率×調整率)+調整額
出典:内閣官房ホームページ
ここで上の数式の補足を以下に示します。
- 退職日の俸給月額:退職する月の給与
- 退職理由別・勤続期間別支給率×調整率:勤続 10 年までは「1 年当たりの支給率(0.5022)×勤続年数」(参考:国家公務員退職手当支給率早見表の「自己都合」欄)
- 調整額:基本額の8.3/100(参考:内閣官房ホームページの3.調整額の(注2))
1年当たりの支給率は当初「0.6」でしたが、官民格差解消のため平成25年1月から段階的に引き下げられているようです。
次の総理大臣は2020年9月中に決まると見られているので、安倍元総理の在任期間は、
2012年12月~2020年9月の7年10ヶ月(94ヶ月間)
となります。
国家公務員退職手当法によると、在任期間で6ヶ月以上1年未満の期間は1年とみなすため、安倍総理の計算上の勤続年数は8年となります。
それでは数式に当てはめてみます!
安倍元総理大臣(首相)の退職金の額の具体的計算
内閣総理大臣の俸給月額は2,010,000円です。(参考:内閣官房ホームページ)
先ほど紹介した退職金の数式に当てはめてみると、
この式を計算すると、8,745,632円となります。